誤ったアカウミガメの保護

アカウミガメの保護は、砂浜と切り離してはならない!移植・ふ化場・放流会を行う前に!私たちが陸域で出来る保護活動において考えておくべきこと

ふ化場への卵の集約や子ガメの放流会は、保護ではありません!!

野生動物は安易に手を出さない。(野生動物の保護として基本です)

1.まず、ウミガメがなぜ?減少しているのか、知ってみよう!考えてみよう!

アカウミガメに於いて、保護の在り方が問題になっています。アカウミガメの減少は、現在の調査に於いては、漁業的な混穫※1と、発生の場である砂浜の消失が、大きな要因であることが昨今の調査によって判って来ています。漁業混穫は捕ろうとする魚種に混ざってしまい、誤って捕獲されているのです。そして、砂浜の消失は、主に埋立など開発や侵食によって、産卵地を奪ってしまってきたのです。
※1漁業混穫は状況によって明確な資料が出ていませんが、米国のエビ漁の資料では年間数万頭のウミガメが混穫によって死亡していると報告されています。報告:米海洋保護団体「オセアナOceana)」

ウミガメが減少する主な原因が存在する限り、問題は解決しません。卵のふ化率を上げたとしても、子ガメの数を増やして放流しても、増える訳では無いのです。それはいくら、海に多くの子ガメを放したとしても、その後の子ガメはいずれにしても、とても厳しい環境を自力で生き抜かなければなりません。自然は偏りを調整する能力があります。(環境収容能力) 多産系の生物は子どもに能力が備わっており、数にて自然に調和できるようになっています。そもそも多くが成長することが異常なのです。
私たち人の手では到底かなわない、子ガメが自立しなければいけない厳しい自然環境を説明します。

ウミガメの主な死因は幾つかの要因があります。日本においては過去には直接的に捕られて食用とされていました経緯もあります。しかし、現在では成体を捕らえて食用にするのは、ごく一部の地域であり、食文化の一部ともなっています。全体が減少するほどの影響ではないようです。また、卵などの場合、過去には、かなりな量のウミガメの卵が食用とされていたのも確かです。しかし、現在では条例※2により採捕が規制されたうえに、美味しく栄養価も高い鶏卵が安価で流通するようになり、敢えて不味いウミガメの卵(白身は固まらず、生臭い)を食べる必要がなくなってきています。※2 鹿児島県条例など、ウミガメ保護に関して。
ウミガメの減少の主たる原因は、漁業的混穫、発生の場である砂浜の開発や侵食などによる消失が主因です。それは全て私たちヒトが追いやっています。そしてさらに、保護と称して、誤った認識の移植やふ化場、そして放流会という干渉を行っているのです。全てが私たちヒトによる影響なのです。移植とふ化場は、砂浜が侵食により消失してしまったような場合の特別な応急処置と考えましょう。あくまで「ふ化場」は退避策なのです。

2.まずはアカウミガメの保護に取り組むのならば、学びましょう。アカウミガメにとって、もっとも重要な発生の場、砂浜との関係を考えてみましょう!

下図はウミガメの孵卵の様子です。ウミガメの卵はおおよそ60日前後(積算温度)温度が高ければ早くなるし、低いと遅くなります。その間は太陽の熱によって温められ、砂浜に含まれている空気と水をしっかりと吸収し、二酸化炭素など胚(ウミガメ)からでるガスを吐き出します。

incubation

なぜ?ウミガメは産卵場所として砂浜を選んでいるのでしょう!!(ヒトの視点ではなく、ウミガメの視点で考えてみましょう)

ウミガメの卵は、多様な環境(日射の違いや風当たり、保水条件などの違い)の砂浜に産卵されます。そもそも、なぜ?ウミガメはこんな不安定(波や風によって常に変化します)な環境に産卵するのでしょうか。それには理由があります。
ウミガメの卵は、太陽の熱で温められ、息(空気)を吸って、水も吸収しているのです。これが乾燥し過ぎたり、空気が吸えないほど砂地が詰まっていたりすると、卵はうまく成長できずに死んでしまいます。この微妙な調整が自然の砂浜には備わっています。海岸の砂浜は確かに波や風で不安定で、時には悪天候や高潮などで波をかぶるほどになったりしますが、実は卵は数時間程度は水に浸かってしまっても、直ぐには死んでしまいません。実は海岸の場合、水に浸かるほどの高潮や満潮の時間は意外と短いのです。(満潮時の最大遡上線まで波が到達するのは限られた時間です)
だから、私たち人間からすると、砂浜に産卵することは、リスクが高く、とても心配な気になるのですが、ウミガメは、敢えて産卵を動的な砂浜に託して、もう2億年以上も種としてと存続してきているのです。私たちヒト(700万年)の歴史よりも、とっても長い時代を生き抜いて来たのです。しかし、問題は私たちヒトが海岸を埋めたり、開発してきたことで、産卵を行う場所を奪ってきてしまったのです。それはわずか50年ぐらいのことで、今やウミガメを絶滅寸前のところまで追いやってしまったのです。

安易に移植をしてしまうと・・・ふ化場はヒトの管理思考??

それは多様性の損失につながります。

さらに、卵をふ化場に集めるようになってしまうと、砂浜が悪くなって来たことが判らなくなってしまいます。なぜならば流出しているという問題がカウントされなくなりますから。そして、移植すれば良いと考えるのならば、いつまで移植を続けるのでしょう。根本的な砂浜の問題を放置していては数十年かけても、改善出来るか判らないのです。始めてしまった移植活動を辞める判断もつかなくなります。しかし、ウミガメの種は2億年近く、生存を続けています。今後、ウミガメが産み続けるまで、移植を続けるのでしょうか。もちろん、そこまで続けることは不可能にしろ、いつまで移植を続けるのかという問題になってきます。先に述べたように移植はウミガメと砂浜の繋がりを切り離してしまうことになります。そして、ふ化場に集めることで、本来は温度の違いによって、性別を決めるウミガメの性比の多様性(温度依存性決定TSD)を偏らしてしまうことになります。ふ化場など、一定の場所に集めることは、管理としては楽かも知れませんが、野生である種にとっては、いい迷惑なのです。本来は問題の根源、そう、砂浜が悪く(侵食や埋立)なってきたことが原因なのです。
安易に手を出すよりも、地道にモニタリング調査を続け、生態の把握と変動を見極めながら、本来のウミガメが産卵できる健康な砂浜を取り戻すことが、ウミガメという種の多様性と持続性を保ち、保護につながるのです。そう、ウミガメに少しでも返すことが出来るのならば、砂浜を返してあげましょう!!それが本来の保護だと私たちは考えます。

ウミガメの卵の中は?

3.砂浜で成長するために適性化と、砂浜に依存した多様性の仕組み

ウミガメの卵は空気を通し、水も吸収するように出来ています。子ガメ(胚)が成長すると共に、卵の殻も少しずつ薄くなっていきます。それは胚が殻のカルシウムを取り入れるからです。

胚の中は

卵の中、ウミガメの胚の成長を見てみましょう。なんと確認できる段階(ステージ)として31段階もあります。その中で性比が決まるのは、おおよそ24〜26ぐらいのステージだと研究から判っています。※ 温度依存性決定(TSD)

卵の成長段階(ステージ)

温度依存性決定 Temperature-dependent Sex Determination (T.S.D)

  • アカウミガメは卵の時に経験する温度(孵卵温度)によって、オスになるかメスになるかが決まるという特徴があり、臨界温度より高いとメスになり、逆に低いとオスになります。
  • オスになる確率とメスになる確率が等しくなる温度は約29.7℃(臨界温度)前後となっています。

※ 性決定は孵卵期間の中期にエストロゲンを浴びると雌に、アンドロゲンを浴びると雄になるのですが、両者は同じステロイドという科学物質であり、酵素によってアンドロゲンからエストロゲンに変化します。その酵素がどの温度の時に活性化するかによって性が決定されることになるのですが、孵卵期間の温度は季節だけではなく、産卵した場所が日陰なのか日向なのか、地表に近いのか地中深くなのか等によっても高低があるため、同時期に産卵された卵であっても雄雌両方が生まれることになります。温度と性決定の関係には種によってかなりの多様性があることを考えると、様々な酵素があると推測されます。その種が生息している環境に一番適した酵素が使われることによって、うまく雄雌を作り出して繁栄してきたのが爬虫類なのです。つまり、温度依存による性決定が、メカニズムとしての基本形であり環境適応力もあるということです。むしろ、胎内で孵化させるようになった哺乳類が恒温動物であるがために、温度依存メカニズムが使えなくなり、遺伝子による性決定システムに変更せざるを得なかったという方が実態のようです。

温度依存性決定

性決定は24〜26のステージで決定されます。

それでは性比、性のバランスが狂うと・・・

広い海ではなかなかオスとメスが出会うことは出来ません。特にアカウミガメのような種になると肉食性なので獲物を捕るため生活圏がとても広くなります。その結果、雌雄が出会う可能性が低くなります。自然界では交配するのにもっとも重大な影響を与えるのが性比のバランスです。性比が変わってしまうことは野生では、交配のチャンスも減少し、その影響で種の存続が出来かねないことにもなってしまう恐れがあります。

広い海では性比が狂うと大変なことに

※ アカウミガメに於いてはメスの割合が、やや多いと把握されています。

さらに子ガメにとって、とても大切な能力、それがフレンジー(興奮期)

子ガメは砂浜から脱出する瞬間に、止めようがないほどの興奮状態に入ります。興奮状態では前のフリッパーを止めども無く動かします。そして本来自然の脱出行動では、子ガメはこのようにとても興奮した状態で海に向かって行きます。この興奮状態をフレンジーと呼びます。それは親ウミガメに無い柔軟性と運動能力はまさに天からの贈り物でしょう。しかし、その興奮(フレンジー)も長く続くわけではありません。それだけ子ガメの身体にも負担が掛かりますし、体力もとても消耗してしまいます。まさにこの能力を使って子ガメは命がけで成長の旅のスタート海域まで行くのです。

子ガメのフレンジー(興奮期)持続時間

フレンジー(興奮期)は何のためにあるのでしょう?

子ガメが越えなければいけない厳しいスタート、その環境を考えてみましょう。

子ガメは沖合いを目指します。そして黒潮に乗ります。

沿岸の海は子ガメを狙う肉食魚がいっぱい!!

砂浜は30〜60mほど。海に入ってから安全な外敵の少ない沖までは30〜100kmほど。その海に入るとヒトの目には触れない多くの肉食魚を主とする外敵が、とても多いのです。このことはヒトがどれだけ砂浜から子ガメを手から放したとしても、効果は微々たるものとなっていることを認識する必要があります。しかも、ひょっとすると、海の肉食魚に、子ガメを餌として与えてしまっている可能性も否定できません。

※ 集中して放流することや、時間に配慮がなく、興奮期を逃し衰弱した状態の子ガメは、多くは獲物とした対象になると考えられます。

何と海の中は敵だらけ

これで如何にフレンジーが大切なのか、ご理解頂けたでしょうか。私たちが子ガメを守ろうとしても、わずか30〜40mの砂浜までが限界なのです。子ガメにとって、海に入った途端から、とても厳しい世界になるのです。海の中まで、私たちは手出しを出来ません。元気の無くなった子ガメはこの厳しい環境では、極めて生存率が落ちることは否めません。

砂浜から沖まで

さらに子ガメには大切なお弁当がお腹にあるのです。それは卵黄。実は子ガメは孵化後、1週間ぐらいは何も食べません。それは食べようと海の中でしていたら、泳ぐのが未熟な子ガメは外敵に食べられてしまうからです。その期間、子ガメは何も食べなくても、生存できるように腹甲に残った卵黄を吸収しながら成長の旅のスタートを切るのです。この卵黄、だいたい10日ぐらいしか残りません。このお弁当も時間制限があると言う事です。放流会などで時間を浪費していたら、この卵黄でさえ、収縮してしまうのです。

子ガメの大切な卵黄

孵化した時点では、お腹の外側にまだ卵黄(嚢)を抱えた状態です。卵黄嚢はおへその隙間を通じて消化管につながっていて、卵黄はどんどん吸収されていきます(発生を通じて常に)。そして、卵黄が、腹腔内に移動しおえると、でべその蓋が閉塞して、外側に残された卵黄膜や他の胚膜が外れます。そのとき、腹腔内では、消化管にまだ吸収しきれていない卵黄がこぶのようにぶら下がっている状態でして、これが「お弁当」ということになります。この卵黄の存在はとても、子ガメにとっては重要で、フレンジーと共に時間的な制限があり、子ガメの生存率を支配します。

子ガメが安全な沖にでていくために

フレンジーを失ってしまった子ガメは・・・・生存ができません。砂浜から見送ったとしても、実は海でどうなっているのか、私たちは今まで知る術がありませんでした。判らないから良いのでは無く、やはり、保護とするのならば、予防原則で考えるべきなのではないのでしょうか。


海に入った子ガメは、岸に打ち寄せる波に逆らって泳ぐことで、効率よく沖へ向かいますが、フレンジーを終えてしまうと、波に逆らって泳ぐ能力が低下し、流されてしまうのです。これは、子ガメにとっては死を意味します。

子ガメの意欲

やっと、安全な黒潮流れる海域に子ガメが到着しました。しかし、実はまだまだ長い旅が子ガメを待っています。それは黒潮続流にのって、北太平洋に分散していくのです。もちろん、海流はそんなに単純ではありません。ところどころに渦のようになっていたりします。そんな海域にもとらわれながら、子ガメはおおよそ、5〜6年ぐらいかけて、北太平洋の対岸辺りまで行き着きます。その間に少しずつ大きく成長し、食べ物が豊富な海域に到達する頃は、子ガメは食べられにくい大きさまで成長します。そこで、今度は子ガメがどんどんと食べて成長します。成熟に近づくと自力で泳ぎ、西に向かって行きます。そう、ふる里の日本の海に向かってひたすら泳いで行くのです。

アカウミガメの成長回遊

アカウミガメの成長回遊は、約2万キロの距離を約20年かけて一生に1回だけ行われます。

ふ化場の問題とは?

1 移植作業は砂浜とウミガメの関係を切り離してしまう。

 もともと、ウミガメの産卵を行う砂浜は動的で不安定な環境です。ヒトの視線で考えること自体が野生の生態を無視しています。さらに移植してしまうことで、問題の把握ができなくなってしまいます。

2 砂浜の多様な環境に依存し、性決定を行っているのに集めることで偏ってしまう。

 ふ化場など1箇所に集めることで、陽当たりや風当たりなど均一な環境となり、性決定が偏ってしまいます。野生動物であるアカウミガメは、性比率が偏ることで交配などに多大な影響を与えてしまいます。生物多様性の観点からも、集約することのリスクを考えるべきです。

3 いつまでヒトの手で守れるのか?その保護活動は何時になったら終わるのか?

 特に「ふ化場」は砂浜がおおかた消失してしまったような限定的な場合の応急処置に留めておくべきです。普段から産卵数が少なく、どうしても流されたくない場合は近くに移植することは検討しても良いでしょう。しかし、多くの産卵があり、自然の砂浜が存在する限り、野生動物を保護する姿勢は、基本として生態をしっかりとモニタリングを重ねることです。安易に手を出したことで、その行為をいつになったら終了するのか、判断が出来なくなります。それは保護する人材がいなくなったら、終わりと、自己本位な結果になってしまいます。


放流会の問題とは?

1 放流が本来の孵化・脱出時刻と違う。

 子ガメは通常夜間に砂から出て海に帰ります。なぜ夜なのでしょうか?それは大型魚や海鳥などの捕食者の目から逃れるためです。昼間の放流は暑さによる体力の低下や、外敵などの捕食による生残率の低下が予想されます。特にふ化時期は早朝や夕方でも気温が高く、砂浜の表面の温度もとても高いです。わずか20グラムも満たない子ガメは、その温度で直ぐにグッタリしてしまいます。ウミガメは温度に敏感な変温動物(外温)ということを忘れないようにしましょう。
※ この子ガメがグッタリした様子が写真や映像では弱々しく映り、保護活動の宣伝としては効果的に報道されています。

2 元気が無くなってから放流している。

 子ガメは砂から出て10時間から20時間の間が一番元気で、その間、必死に泳ぎ続けます。その間に出来るだけ岸から離れたところまで泳いでいく必要があるからです。放流会で放流される子ガメは、その時間帯が過ぎてから放流されます。すると、能力の低下から岸に打ちあがるなど、沖まで泳いでいけない子ガメが続出します。

・それでも放流会を行いたいという方々へ

放流会を教育目的に限定して行うことは、意義があるのかも知れません。しかし、種に影響してしまうほど、行ってはいけませんし、行う者は保護活動ではないことを認識すべきです。また、放流会を教育目的として行うにも、限定的に考えるべきでしょう。その場合でも、教育目的であって、決して保護と偽らないようにしましょう。

本来の保護とは、まだ、多く判らないアカウミガメの生態に合わせて、見守っていくこと。見守るというのは、モニタリングを重ね、常に解明した生態に合わせて柔軟に、保護を考えて行くこと。
自然や野生動物に対し、畏敬の念を持ち、彼らに合わせて、彼らの視点で考えることなのではないのでしょうか。

子ガメを守ろうとしても限界があります。親のアカウミガメが産卵出来る環境を守り、少しでも自然の砂浜を返してあげることが大切です!

ウミガメの保護の在り方

このアカウミガメを守るには!
子ガメの生存率は5,000/1と言われているけど・・・?

母親のウミガメは2~3年ごと、1シーズンの産卵で3~5回にわけて、100個前後の卵を砂浜に産み付けるのです。私たちに出来ること、それは母親ウミガメの産卵環境を守ることが大切なのでしょう。北太平洋のアカウミガメはもっとも長い距離の旅をする野生動物であることが判りました。しかも、そのアカウミガメは日本列島の砂浜海岸でしか、産卵をしません。それにどれだけの子ガメが、成長して日本に戻ってこられるのか、実はまったく判っていないのです。日本の砂浜から、やっと手放したと思っても、成長する可能性はほとんどゼロに近いのです。よく、生存率が5,000/1と言われていたりしますが、全体数さえ想像の域です。まして子ガメの成長回遊でさえ、追っていくことは不可能です。その数値には根拠が無いのです。大海原を渡る子ガメの場合は子ガメの力を信じるしか現状では無いのかも知れません。私たちは、その事実をしっかりと理解しなければ保護はできないのでしょう。

卵からふ化し、タイミングをみて、子ガメは砂中から脱出します。その瞬間から、フレンジーという力をえて、色んなことを学びながら沖合いの海に向かいます。やっとたどり着いた沖の海。そこから黒潮に運ばれて、ゆっくりと北太平洋を渡っていきます。実にその間に何匹の子ガメが生き残っているのでしょうか? いくら、卵や子ガメを守ろうとしても、自然の前では、私たちは無力に近いのです。それよりも、既に20~30年かけて、成熟した親のアカウミガメが、ちゃんと産卵出来る環境を守ったらどうなのでしょう。

母親のアカウミガメが、安心して産卵出来る日本の砂浜を守ることから!

そうだ!親のアカウミガメが安心して産卵出来る砂浜を少しでも取り戻そう!

NPO法人表浜ネットワークはアカウミガメを砂浜の指標とし、アカウミガメの生態及び、孵化の調査、漂着した成長個体の死因を調べています。

ストランディング調査

産卵巣の孵化調査

資料制作:NPO法人表浜ネットワーク

編集:NPO法人表浜ネットワーク 田中 雄二

監修:日本ウミガメ協議会 会長 松沢慶将

引用・参考文献

ウミガメの自然誌 産卵と回遊の生物学 亀崎直樹 編 出版 財団法人 東京大学出版会 2012

ウミガメは減っているのか 〜その保護と未来〜 紀伊半島ウミガメ保護情報交換会 日本ウミガメ協議会 共編