特定非営利活動法人表浜ネットワーク

表浜ブログ2012

豊かな海を子ども達に

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アカウミガメと砂浜の調査活動

遠州灘のアカウミガメは、毎年5月くらいから上陸産卵を始め8月の末頃まで続きます。約60日間で孵化しますので、早いものだと7月中に産卵巣から子ガメが出て来ますが、この様にして調査活動は10月末まで行われます。

アカウミガメが産卵に訪れる表浜海岸はどんなところ?

アカウミガメは1シーズンに3〜4回に分けて、約300〜400個の卵を産みます。

孵化直後の子ガメが1週間で泳ぐ距離

子ガメにとって、産卵巣から這い上がるにはかなりの体力が必要ですが、海を目指し、そして捕食者の少ない海域に辿り着くまでには相当な体力を使います。生まれたばかりの子ガメはそうした体力を消耗できるだけの栄養分を持ち合わせ、1週間ほどかけて安全な海域まで泳ぎ続けます。
こうした子ガメの能力を「フレンジー」と言います。

上陸シーズンの海岸の様子

上陸シーズンの砂浜の様子。
豊橋域の海岸です。冬の間の強い季節風によってこうした豊かな砂浜が形成されます。

浜崖の様子

浜崖の様子。
台風シーズンになると、この様に砂浜が削られる事もあり痩せ細った海岸となりますが、上記写真の様に、春には元の砂浜に回復します。

台風シーズン、ブロックが剥き出しに。

大型の台風が上陸すれば、たちまちこの様な砂浜になってしまいます。この年(2004年)は、台風が10個も上陸した希な年であり、表浜の海岸環境も大きく変化しました。

ブロックにより帰海出来なくなったアカウミガメ

砂浜に埋まっていた消波ブロックが剥き出しになれば、この様にアカウミガメの行く手を阻み体力も喪失してしまいます。ブロックに沿って海への出口を何時間も探し彷徨った様子が足跡で分かります。

孵化シーズンには、子ガメにも同じ消波ブロックが目の前に立ちはだかります。

孵化シーズンには、同じ消波ブロックが子ガメの前に立ちはだかります。

ブロックの中に入り込んでしまった例です。

ブロックの中に入り込んでしまった例です。中央から少し左下に見える黒いものが子ガメです。既に死んでいます。その上に見えるのが子ガメの足跡です。ブロックによって海に辿り着けずに力尽きて死んでしまったのでしょう。

ゆるやかな砂浜

ここ10年間の海岸環境の変化は、弊団体が連携する豊橋技術科学大学の測量調査により、表浜海岸においては砂浜の減少には至っていない、むしろ豊かになっているとの調査結果が出ています。
心地良い春になると人々が海岸に集まり始め、広々とした砂浜を目にしますが、台風シーズンには一変した姿が見られます。一晩でその姿が一変すると言った変化の激しい表浜の砂浜は、冬の間に回復し、春には豊かな砂浜に戻ると言ったサイクルを繰り返しているのです。

私たちは、こうした自然の力が作るゆるやかな砂浜環境が必要であると考え、種の保護ではなく(種を含む)生息する場所を保全するという理念の元で、アカウミガメの調査を行っています。
砂浜は、干潟にも劣らない浄化機能がありますが、表浜については後背地の照葉樹林帯といくつもの小河川が栄養分を海に運び豊かな漁場をも形成し、そして海からも運ばれると言った物質交換が活発に行われているのです。
アカウミガメはこの様な条件を好み、古くから表浜海岸に上陸、産卵しますが、私たちは、いつまでもアカウミガメが訪れる海岸環境を維持していくことを使命とし、日々、調査活動を行っています。


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